一時預かりボランティアとは?
飼い主がいない猫に里親さん(家族)が見つかるまでの間、自宅で猫をお世話してくださる方を「一時預かりさん」と一般的に呼ばれています。
一時預かりボランティアの必要性
猫ブームといわれペットショップでは猫を求める人で賑わう一方、外での暮らしを虐げられている飼い主のいない猫は多く、行政では年間3万頭以上もの猫が殺処分されている現実があります。
そんな飼い主がいない猫を保護して、新しい人間の家族を探す「保護活動」をしている方(保護主さん)がおります。
保護活動をしていると、猫の相談は絶えず常に保護場所はキャパオーバー。
新たなご相談が来ても保護場所が不足していて猫を助けることができないといった状況に陥ります。
一時預かりボランティアさんがいることで助けられる猫が増えます。
一時預かりボランティアはどんな人ができる?
猫の飼育が可能な住居にお住まいがあって、猫好きな方であればどなたでもOK。
猫と暮らしてみたいけれど今はまだ迎える時期ではないかな・・・と躊躇している方、すでにペットと暮らしているけれどもう一頭ぐらいならお世話できるかも・・・という方、ペットを亡くして次の子を迎え入れる気持ちにはまだなれないけれど愛情もお世話の仕方も整っている方・・・などにご活躍いただいております。
一時預かりボランティアのメリットは?
通常、私たちは生涯で家族になれる猫の数は限られています。
一時預かりボランティアは、個性豊かな様々な猫たちと暮らせるというのが一番のメリット。
猫が大好きな方にはぴったりなボランティアです。
「お別れのとき寂しくない?」よく聞かれる質問です。
里子に出した後は、里親さんとコミュニケーションをとりながらSNSをとおして猫たちを見守ることができます。猫たちが家族とのご縁を掴み、幸せいっぱいに暮らしている姿を見ることは、何事にも代えがたい幸せ。
まるでアチコチに大切な家族ができたかのようで、寂しいどころか「新しいご縁」という幸せを、猫たちが運んできてくれます。
一時預かりボランティアはどんなことするの?
基本的には飼い猫の飼育と同じで、ごはんやトイレのお世話をしたり、遊んだりと、愛情いっぱいのお世話をお願いしています。
トラウマなどで人を怖がったり触らせない子には、人馴れ修行が必要ですし、医療ケアが必要な子もいますので、どんな子であればお世話可能かお考えいただき、エントリーシートにてお知らせください。
里親募集は基本的にこちらで行いますが、可能な範囲で里親募集にご協力くださると助かります。
知人への呼び掛け、里親募集用の写真撮影、里親希望者さんとのお見合い時の立ち合いなどにご協力をお願いしております。
一時預かりで準備しておくことは?
ごはん・猫トイレ・猫砂・ケージ(2段以上)の準備をお願いします。
猫は、基本的にはケージの中からのスタートとなります。猫は場所の変化に弱いため、相当慣れている子以外はケージがあった方が猫も落ち着き、夜鳴きや粗相をしなくて済みます。人間とのコミュニケーションもケージからの方がスムーズです。(ベッドやソファーの下に隠れ、家庭内野良のようになってコミュニケーション取れないケースも多々あります。)
先住猫さんがいるお宅は特に、その後の猫さん同士の相性のためにも、先住猫さんの許可がおりるまでは、ケージでの生活が安心です。
猫の性格によってはケージが不要、隔離スペースがあれば大丈夫なこともありますので、預かりをお願いする猫が決まりましたら改めてご相談させてください。(もし不要なケージがありましたらお譲りください。今後は一時預かりさんに無料レンタルできるようにしていきたいです。)
一時預かり時の費用について
保護主さんは他にも沢山の猫のお世話をしておりますため、日ごろのごはんや猫砂、医療費などは可能な範囲でご協力いただけますと助かりますが、ご負担が難しくなった場合は都度ご相談ください。 保護時の一通りの医療ケア(駆虫・ワクチン・避妊手術・ウィルス検査・検便)は済ませてからお届けしますので、基本的に普段の生活の中で通院などの必要はありません)
今後の流れについて
① 以下のエントリーシートよりご登録ください。
② 一時預かりをお願いしたい猫がおりましたらご相談させていただきます。
エントリーシートに記載のライフスタイルや先住ペットさんの情報と、保護活動されている方の保護場所を探している猫さんの情報をこちらで把握し、相性の良さそうな猫をこちらでコーディネートし、ご連絡いたします。
③ 保護主さんとご自宅へ伺わせていただき、顔合わせをさせていただきます。
不明点やご不安なことは何でもご質問ください。
脱走防止対策なども、その時にアドバイスさせていただきます。
④ 猫のお届けにお宅まで伺います。