ダッシュくんとシルブくんがわが家に来てちょうど半年が経ちました。 もう何年も一緒に暮らしていたんじゃないかと思うぐらい濃い半年でした。 どうして濃い半年になったのかというと、昨年から、長年勤めていた会社を辞めて自宅で仕事をするようになったからです。
基本的に一日中自宅にいるので、長い一日をずっと猫らと一緒にいるわけです。 鳥の声で目覚め、窓から猫らと一緒に鳥鑑賞することから一日がはじまり、猫らのご飯の食べっぷりやトイレの具合を確認し、郵便屋さんが来れば何が届いたのか荷物を一緒にチェックしてから空いたダンボールを改造して遊び、私が冷蔵庫を開ける度に「また何か食べるの?」と様子を見張られ、お昼寝から目が覚める度に「起きたにゃ~」と私のところに報告があり、晩酌の時間には側で付き合ってくれる。
そんな毎日を重ねて半年間が経ちました。
これまでに天国に見送った4匹の猫らは、ガンと白血病だったため闘病生活というのがありました。
一緒に暮らす人間は私だけだったので、会社に行ってしまえばほぼ12時間は病気の猫を家に残すことになります。 病状が良くない時には、ひょっとするとこの子と会えるのは今が最後になるのかもしれないと覚悟を決めながら毎朝会社に行っていました。
幸いなことに4匹の猫らは全員私の腕の中で看取ることができましたが、それは危篤の時に早退を許してくれるような理解ある会社のお陰であって、私は飼い主として猫らに正しいことをしてあげられたのか・・・と、毎日考えていましたし、今も答えはわかりません。
最初に猫を飼うことにした理由はとても安易でしたが、猫らとの暮らしの中で、猫のこと、猫と暮らすということ、命を看取るということを学び、そして、猫との暮らしは私にとってかけがえのないもになっていました。 息をしたりご飯を食べたりするのと同じくらい猫と暮らすということが私には必要なのです。 4匹の猫らが私にしてくれたことを、今度は私が猫らにお返しする番です。
そんなわけで、私は今の暮らしを選び、そしてダッシュくんとシルブくんを迎え入れました。
これまでにも何度かブログに書いていますが、ダッシュくんとシルブくんは武蔵小山にある「里親カフェ」からやってきました。(里親カフェの猫ちゃんの、里親になりました!)
「里親カフェ」の猫らのほとんどが福島県のシェルターから来ています。 どんな環境のシェルターで育ったのかずっと気になりつつも、なんだか目の当たりにするのが怖いということもあり先延ばしのしていましたが、今朝思い立って調べてみたところ「にゃんだーガード」という三春町のシェルターであることがわかり、そのシェルターが運営しているブログからダッシュくんとシルブくんについて書かれた記事を見つけ、アットホームな場所で沢山の猫らとともに多くのボランティアさんたちに愛されて暮らしていたことがわかりました。
よかった!!!!!ヾ(*´∀`*)ノ
ブログにアップされていたダッシュくんとシルブくんの画像です。 ムフフ( *´艸`) およそ一年前の画像ですが、ふたりとも変わらない可愛さだわぁ~


「にゃんだーガード」のブログを見ていたら、2013年8月に猫屋敷に視察に行った時の画像にダッシュくんがぁぁ~!!! 右下のいちばんチビっこいのがダッシュくんです。 今でも食い意地が張っているのはこういう経験をしていたからかもしれません。
3.11では、多くの避難所で動物がNGだったため、家畜やペットは被災地に取り残され多くの動物が餓死しました。 野生化して逞しく生き延びた子たちの中から、新たな命が大量に繁殖したと聞きます。 恐らくダッシュくんは被災地で繁殖した子で、餌場が近くにあったためか自然に沢山の猫たちが集まった猫屋敷と呼ばれた一軒家に出入りしていたのではないでしょうか。

太田匤彦さんの著書、「犬を殺すのは誰か ペット流通の闇」は、犬猫好きには知っておいて欲しい内容が書かれた良本です。