犬猫の殺処分ゼロをめざす動物愛護議員連盟「はっぴぃゼロ」

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「犬猫の殺処分ゼロをめざす 動物愛護議員連盟はっぴぃゼロ 設立準備会集会」に、出席してきました。

 

議員連盟呼びかけ人代表の、尾辻秀久(自民党)をはじめ、福島みずほ(社民党)、松野頼久(維新の会)、福山哲郎(民主党)、岩屋毅(自民党)が出席し、今回出席できなかった鴨下一郎(自民党)、中川俊直(自民党)、遠山清彦(公明党)、小宮山泰子(生活の党)、山田太郎(みんなの党)と、超党派で立ち上がった議員連盟には、佐藤珠緒(タレント)、岩井俊二(映画監督)、ハリス清子、藤野真紀子(元自民党議員、料理研究家)など、著名人や団体活動化がかけつけ、環境省を含めた大きな議員連盟が発足しました。

みなさん共通して、全党派が集結した超党派連盟が立ち上がったことと、環境省が2020年に向け「殺処分ゼロ」を発表したことを喜び、また、自分たちが経験した「いのちの大切さ」を知ったきっかけを熱く語りました。

また、セクハラ問題だけがクローズアップされてしまいましたが、東京都議会で「動物愛護」について一般質問した塩村あやか議員も、民間人に混ざって傍聴席におりました。 マイクを向けられると、「動物殺処分ゼロを実行したくて議員になったが、都議会では変えようがないことがわかった。国がペットショップ・ブリーダーの適正化をしっかり行ってほしい」と。

集会が終わる時間ギリギリにかけつけた、牧原秀樹議員は「環境大臣政務官の天命として昨年末からこのプロジェクトを立ち上げた。 ある業界から「次はないよと」脅された。」と語った。

 

それに比較して、環境省から配られた資料の内容は生ぬるく、各議員からの質問にも煮え切らない回答しか出てこない。

いやな不安がよぎる。 2012年の動物愛護法改正に向けて2年前から動物愛護部会が開催され、改正案が順調に固められていく中、ペット業界の利益代弁者となる一部の議員の抵抗勢力により、「動物実験の届け出制」「8週齢規制」が骨抜きにされたのだ。

「8週齢規制」とは、生後8週間を満たない時期に産まれた環境から引き離された子犬が、精神的外傷を負い問題行動を起こしやすく、実際に保健所に持ち込まれる犬の3割が問題行動が理由という実態を踏まえた規制のこと。 ペットショップなどでは生後45日を過ぎてしまうと可愛い時期を逃し売れなくなることを恐れ、なるだけ幼い時期に衝動買いをさせているのです。

動物愛護部会のメンバーであった松野議員は、「8週齢規制」の早急な改正と、全国の各自治体が愛護法を正しく理解する説明の強化を環境省に強く指摘していました。

 

本当に「殺処分ゼロ」が実現されるのでしょうか? 法改正がされるのでしょうか? 国会が変わるのでしょうか?

ペット業界の巨大な闇に巻き込まれた議員は、今回も抵抗勢力として立ち向かってくるのでしょうか?

 

金設け主義のペット業界のツケを一部の民間人が生活を犠牲にしておこなっていると、藤野真紀子さんが仰ってましたが、今後も一部の民間の個人や団体が活動を続けていかなければ、「殺処分ゼロ」の日は遠い・・・と感じました。

 

この瞬間も、子作りマシーンとして酷い環境で狭い檻に閉じ込められているパピーミルの犬猫たち

「動物愛護センター」という名の殺処分場で、ガス中毒死させられる犬猫たち。

この子達を1日も早く救うために、わたしたち民間人が出来ることを考えて行動していく必要があるのです。

 

なぜなら憎き劣悪なブリーダーや生体販売も、わたしたちと同じ人間が仕出かした事なのですから。

 

 

 

太田匤彦さんの著書、「犬を殺すのは誰か ペット流通の闇」は、犬猫好きには知っておいて欲しい内容が書かれた良本です。

投稿文は、一部こちらの本から引用させて頂いています。

 

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