動物と会話ができるアニマルコミュニケーターさんたちの勉強会で、前回はわが家のダッシュくんとお話ししてもらいましたが、その時ダッシュくんを呼び出したのにスゴイ勢いで同居ネコのシルブくんがやって来たと聞いていたので、満を持して今回はシルブくんと11人のACさんにお話ししてもらいました。
好奇心旺盛・冒険好き・やんちゃ坊主などのワードが飛び交っていたダッシュくんの時とはうってかわり、のんびり・まったり・マイペースというシルブくんらしワードが出てきて、冒頭からニヤニヤしてしまいました。
いつも忙しなく生き急いでいるダッシュくんと、穏やかな表情でそんなダッシュくんを観察しているマイペースなシルブくんは、お互いを尊重しているようにも見え、正反対な性格だからこそとても仲良しな2人です。
シルブくんへの質問は3つ、ダッシュくんの時と公平に同じ質問をしてみました。
楽しいときはどんな時?
ダッシュと遊んでいる時、ダッシュを見ているのが好き、のんびりしている時、えんちゃん(飼い主)が楽しそうに笑っているとき、3人で一緒にいる時、というのが多かったです。たしかにシルブくんが起きているときは、ダッシュくんを見ているか、追っかけているか、じゃれ合っているのどれかです。
グルーミング中でも寝っ転がっている時でも、ダッシュくんを見ています。
飼い主の上でまったりしている時でも、その視線の先にはいつもダッシュくんがいます。
わたしの笑顔が好きだから、「自分のしぐさでほっこりさせたい、クスっと笑わせたい」と思ってくれているそうです。 もうね、シルブくんがそこにいるだけで、わたしはいつでもほっこりと笑顔になってしまうのだから、何もしてくれなくていいのだよぉ~
痛いとか辛いことは?
痛いよ~とか辛いよ~とか飼い主に伝えることができないですから(正しくは伝えていても飼い主が受取れない、ごめんね・・・)、体やメンタルの不調についてACさんを通して聞いてみました。
何人か「何も受け取れなかった」というACさんがいたのですが、それは何も問題がないよということでもあるらしく、ほっ。
左耳の違和感や肩の痛み、体の右側のシビレなどは、何人かのACさんが同じことを言っていたので、これから気をつけていきたいです。
他にも、小さいころに見てしまったショックなことが忘れられずに今でも思い出すと気分が沈んでいるということ、「昔、一人ぼっちでいた時、無になったような気がして泣いていた。そんな時、見上げた星空のキレイさに助けられたし、今でも救われているよ」ということを、教えてくれました。
3.11の避難区域で生まれたシルブくん。ボランティア団体に保護されるまで、誰もいない場所で食べ物も無くどのようにして命をつないできたか・・・ずっと気になっていた私に、そんな時のことを少しだけ教えてくれたのかもしれません。
わたしに伝えたいことは?
「一緒にいてね」 「いつも3人で楽しいよ」 「ダッシュは元気の素」 「楽しくて大好きだよ」 「僕がそばにいるよ」 「僕はえんちゃんの物知りくんだよ、ちゃんと見てるしよく知ってるよ」
「休んでる?食べてる?自分の心に正直でいる?」
「えんちゃん大好き。ダッシュと僕と3人で家族になれたこと幸せ。来てくれることをずっと待ってたよ。 えんちゃんのことは全部知ってるし応援してるよ。そのままのえんちゃんでいてね。仕事で疲れた時は僕らを思い出して心をほぐしてね。」
「僕はあんまり笑わせてあげられないけど、僕の役割りは土台。 “する” じやなくて “いる” の方、受け止める方なんだ。 「いつもそこに “いる” 男」なんちゃって。 そういう安心感につながる存在感を示せるようになりたいんだ。 僕には僕のペースが、ダッシュにはダッシュの。 えんちゃんには “する” と “いる” のバランスをね、僕たちをみて感じて欲しいんだ。 何かをしよう学ぼうも大切だけど、どっしり構えて “いる” ってことの大切さを感じてほしい。そういう時にはぜひ、僕を見本にして。 僕は、えんちゃんが落ち着かなくなったと時のお守り。 えんちゃんの写真、いっしょに写ってるやつ、飾って欲しい。」
「3人はソウルメイト。3人は繋がっていて出会うべき3人だったんだ。出会えないことや知らない気が付かないことの方が多いから僕たちは幸せなんだよ。僕は広報担当者なんだ、僕たちみたいな仲間のこと伝えなきゃいけないんだ。 えんちゃんが悲しい時は僕とダッシュが吸い取るよ。えんちゃんは僕たちのマドンナだよ、自慢なんだ。 えんちゃんってステキでしょ、頑張れえんちゃん」
ダッシュくんの時も「わたしの彼氏なのか?」と受け取れるカッコいいメッセージが沢山ありましたが、シルブくんも私への愛情でいっぱいだし包容力があって頼りがいがあってアドバイスもくれて、歴代彼氏の中でもダントツにいい男です。
とか言うと、「だから男ができないんだよ~」的なことを本当によく言われますが、それはネコに対して失礼なんじゃないかなと思います。ダッシュくんとシルブくんは私のとって大切な家族だし、「彼氏の代わり」みたいなそんなちっぽけな存在ではないです。実際にネコを飼っていなかった時期というのもありましたが、その間も立派に彼氏はできなかったです。要は「ネコを飼っているから彼氏ができない」ではなくて私の実力の問題です。それに、わたしは精神的に自立している方なので、基本的に彼氏が欲しいとか思わないのもあります。 ネコと彼氏を同じ土俵で比較することは、ネコにも彼氏にも失礼だしナンセンスですね~。
少し話がそれましたが、ACさんによるとペットたちは飼われるべくして飼い主を選んでいるとのこと。ヒトは人生の中で何匹ものペットを飼うこともできますが、ペットたちからすると基本的に飼い主さんは一人。そんな重要な飼い主さんを自ら選んでいるのだそうです。
しかし、自分で選んだ心から信じている飼い主さんに、捨てられてしまうペットが多くいることも事実です。それはそれはどんな思いで捨てられていくのでしょう。保健所にいるイヌネコがとても悲しい顔をしているのは、これから待ち受ける死への恐怖もあるのでしょうが、大好きな飼い主に捨てられたことによる深い悲しみなのでしょう。
「コンテナの中の瞳」はカメラマンの藪口雄也さんが数年間にわたり保護施設の犬の表情を取り続け、書籍化もされました。
動物と話ができるアニマルコミュニケーションのことを知った時、飼い主がみんな普通にうちの子と話ができるようになれば、その子を捨ててしまうことなんてできなくなるのに・・・と思いました。要は、ペットのことを「モノ」ぐらいに感じているから捨てることができるんでしょうけれど、その子と話せたらそれはもう「命」だと感じずにはいられないでしょうから。
ダッシュくんとシルブくんからも、「ぼくたちの仲間を助けてあげて」というメッセージがありましたが、わたしは今ほかのイヌネコたちを保護して救ってあげることは物理的に無理です。生きたくても生きられないイヌネコたちを保護することは欠かせない大切なことですが、それをしてあげられないヒトにも出来ることは沢山あります。飼っているペットを一生涯面倒見ることもそうですし、保護しているヒトたちのお手伝いや寄付、保護イヌ・保護ネコの里親さんになることや、里親さんを探すお手伝い、それらを周りの人に伝えることだって大切なことです。わたしにとっては、ACさんをもっと多くのヒトに知ってもらうこともその一つです。
日本で殺処分されているイヌネコたちのことを知っても、日々の仕事と当時飼っていたネコらのことで精一杯だった私は、会社を辞めて独り立ちしたのを機にイヌネコたちのためにできることを探していました。そんな頃、アニマルコミュニケーターさんやイヌネコのために奮闘している沢山のヒトに出会い、里親カフェにいたダッシュくんとシルブくんの家族になり、今しているいくつかの仕事のことや、シルブくんが広報担当だと認識していることなど、全て繋がっています。
広報担当ちゃん用名刺と一緒に、以前撮った写真です。
シルブくんから、もっと自分の画像を出してという要望もあったそうで(笑) 働く気マンマンのようです!
そんなわけで、今後のAC勉強会のモニターをしてくれるイヌネコについても、こちらのブログで紹介できたらなぁ~なんて思っています。アニマルコミュニケーターさんを通して、ウチの子と会話してみるってことがもっと身近で気軽になりますように!
シルブくんからのご要望にあったので、わたしと一緒に写っている写真を撮りました。
「僕も見てたい」とのことなので、彼らがいつでも見えるベッドの横に♡
今回の勉強会を主催している、とてもステキなアニマルコミュニケーターの渡辺幸子さんのサイトはコチラです。
前回のダッシュくんとの会話はコチラ「アニマルコミュニケーターさんに、ウチのネコと会話してもらいました!」